口癖は、年は取りたくない

本当に色んなことがある。
久しぶりのブログ更新になるけど暗い話だ。
駅のホームから転落したのはもう十年も前のことだ。
ソノトキの心の痛手はとうに消えているが
転落したときに腰を負傷した後遺症が酷くなってる。
中腰で仕事をすることがほとんどな日常では腰痛に悩まされている。
そこへきて夏風邪をこじらせてしまいひどい咳が続いてる。
夏風邪はしつこいという伝えを身を持って痛感した。
悪いことは重なるもので数年前に治療した差し歯が根元から折れてしまった。
主治医には、部分入れ歯になるかもと告げられた。
満足に物を食べられないし、咳もひどいし当然体力も落ちている。
大きなマスクで顔を隠すようにして仕事をしているけど帰宅するとクタクタである。
「年は取りたくないなー」、そんな愚痴が口癖になった。

任侠道あふれる駐車場

この日は愛娘が運転する軽自動車に同情して、二人で隣町のイオンへ買い物に出かけた。
この日は連休とあって広い駐車場は満車状態だった。
愛娘が、「止めると来ないよぉ」と口をとがらせていった。
駐車スペースを探して広い駐車場の中を何度か回ってみた。
「また出直そうか」なんて話していると車の窓の外からいかつい男の声が聞こえた。
「お姉ちゃん、ここへ止めなさいな」、男がいってる。
何故か愛娘はモジモジしてる。
親切に譲ってくれているのにどうしたんだろうと僕は思った。
いかにも高級車という感じのクラクションが鳴ると愛娘はぺこりと会釈を返したようだ。
直後に「怖かった」と愛娘が大きな息を吐いていった。
愛娘が続けていった、「身障者スペースだよ、止めてもいいよね」。
愛娘はそのスペースに車を入れた。
僕が親切に譲ってくれた人がどんな人だったのか愛娘に尋ねた。
「ベンツに乗った怖い叔父様だった」と愛娘は苦笑した。
僕は親切なヤ○ザさんに違いないと革新した。
堂々と身障者スペースにベンツを止めて、堂々と去っていった黒塗りのベンツと、
ちょっとおどおどしながらそこへ車を入れた僕たち親子。
サングラスを掛けた僕も白杖を小脇に抱えて堂々と車外へ出てみた。
最近の出来事である。

地方の視覚障害者マラソン練習会の様子

地方での伴走サークル活動はどこも苦悩しています。
僕が所属しているランモード群馬も創立20年を迎えるが毎回の練習会は試行錯誤の連続なんです。。
ある日の練習会の様子を報告するとこんな感じです。
メーリングリストに投稿したものを抜粋して紹介します。
21日のランモード練習会の報告です。ちょいと長文です。
伴走者が足りず実施が危ぶまれましたが13名、6ペアのマッチングで行うことができました。
9時15分、いつもの朝礼が始まる頃には真夏を感じるでかい太陽がじりじりと照りつけていました。
円陣になっての声出しでは、伴走者が足りず特別参加してくださったJBMAのNさんの声がありました。感謝です。
また、皆が走れるようにと早出ランをして一足先に汗をかいていた会長さんの気遣いに感涙しました。ありがたいです。
僕もそんな会長さんの意欲に感化され早出ランに混ぜて貰いました。
早出ランの伴走をしてくださったSさん、Oさん、有り難うございました。
それぞれのペアになっての練習では、群馬の森コース組とご近所ラン組に分かれました。
僕は、Nさんに伴走していただき群馬の森コースに挑みましたが先を走るKさんペアと、Mさんペアに大きく水をあけられてしまいました。
烏川の川沿いにはウグイスやキジのさえずりが聞かれたり、
沿道の広場からは野球少年達の元気な声が聞こえていました。
暑さと運動不足でヘロヘロになって弁財天公園へ戻るとエイドに冷えた飲み物と野菜が用意されてました。感謝です。
いつも差し入れをしてくれるKさんご夫妻、エイド係さん、有り難うございました。感謝です。
参加しての感想は皆が声を掛け合いとてもいい雰囲気な集まりだったように感じました。
よく見られる健常者が固まって雑談をして、視覚障害者がぽつんと置き去りになっている光景はなかったですね。
目の不自由なものが一人でいると不安なものです。
そうした配慮も伴走の一環と、雰囲気作りに御配慮してくださっているHさんを始め伴走者の皆様、有り難うございました。感謝です。
練習会後のランチも楽しくとても有意義な時間でした。
そんなアットホームな雰囲気に遠方から足を運んでくれたNさんも喜んでいました。
皆で作る練習会、故障中で走れない人もエイドやウォークの伴歩などに力を貸してもらえると本当に助かります。
昨日は目の見えない会長さんが一人、炎天下でエイド番をしてくれてました。
今回も皆様のおかげで外で体を動かす爽快感を実感することができました。
マッチング係のJさんと、車出し、集金とご苦労いただいた皆様に参加者を代表して感謝を伝えるものであります。
ざっとこんな感じです。

野球観戦とTさんと古い話

今年の阪神タイガースは強いですな。
9得点差をひっくり返して逆転勝利したかと思ったら、今の時点でリーグトップの貯金10って、どうなってるの。
僕は年に数回、球場へ友人達と野球観戦へ行くんです。
すると中には、目が見えないのに野球観戦なんかして面白いのなんて僕に聞いてくる人もいるんだ。
僕は、そんなときはこう答える。
ナマ観戦の臨場感はテレビでは味わえないこと。
応援している球団のファンとの一体感があること。
試合の展開はラジオの実況をイヤホンで聴いたりとか、
隣に座った友人が展開を教えてくれることを伝えます。

そして、何より家の玄関から外へ出た爽快感だと思う。
野球観戦といえば、昔こんなことがあった。
まだ視力のあった若き日の僕は、当時おつき合いしていた健常者の彼女さんを野球観戦へ誘った。
応援している球団のそろいのユニフォームを着て、二人は童心へ返って一喜一憂した。
試合が進につれ彼女さんは僕のことなんか忘れて熱狂してる。
そこへ観客席へ飛び込むファールボールを知らせる軽微の人の笛の音が響いた。
ピピピー!という笛の音と彼女さんのキャーという叫び声。
僕はどこへ飛んでくるのかと身構える。彼女さんはそんな僕の大きな体を殺陣にするかのように僕の背後に身を隠すようにした。
僕もボールがこちらへ飛んでくるなと思ったので身をすくめた。
その瞬間、僕の背中にボールが直撃!痛いのなんの。
それが原因で喧嘩はしなかったけれど、あの時おつき合いしていたTさんは元気しているだろうか。
タイガースに掛布選手が入団した頃の古い話である。

ネタ切れ

町で出会う小さな親切もちょいとしたハプニングも一人で外出してこそ多く直面するものである。
最近は同行支援のヘルパーを伴って外出する視覚障害者が増えた。
駅ホーム転落のリスクを避けたり、スムーズに目的の用事を済ませるには、それが最良でもあるんだけれど。
僕のように毎日通勤で出歩くものはよほどのことがない限りヘルパーを使わない。
自動販売機の前で小銭を落として困惑していた僕に見ず知らずの人が手を貸してくれたり、
公園の大きな花壇の周りを囲うように設置された点字ブロックとは知らずに、そこを白杖でなぞりずうっと歩いていたことに気づいて意気消沈した、、なんてことはヘルパーと一緒ではありえないことだ。
このブログで紹介している「視覚障害者あるある」は、自立の友人達と僕の実体験から生まれたものです。
そういえばしばらく、「あるある」を更新してなかった。
昔は、視覚障害者の知人に「あるあるのエピソード、教えてよ」なんて尋ねると即座に話が聞けたもんだけれど、
最近はヘルパーと一緒に外出する人が増えたこともあって、寝た不足といったところです(苦笑)
プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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