鏡の中の顔はどんな顔

職場での昼休みのこと。用を済ませて手洗いの鏡の前に立つ僕。隣では、同僚が鏡に向かい、めかしこんでいる。「最近、俺の顔も老けたなぁ」と、ぽつり。僕は、そんな一言にはっとした。そういえば、目が見えてた頃は、毎日必ず一度は、鏡の中の自分の顔を見ていた。作り笑顔をしたり表情をあれこれ変えてみたりしたっけ。ポマードべっちょりクールでバッチシ!矢沢永吉になりすましたりして(笑)未練がましい妄想はどうでもいいんだけれど、今、鏡の中の自分は、どんな顔をしているのか気になって、両手の指先で、頬やら目尻やら、口の周りに触れてみた。やっぱ僕も老け顔なんかな?目やにはついてないかな、口の脇に歯磨き粉がついてないかな。そんなことを気にしていると、隣の同僚が僕の肩をぽんと叩いて、「○○さん、男前やで」と、笑った。僕は、そんな気遣いに温かな気持ちになったけれど、やっぱ鏡の中の自分の顔が気になって仕方なかった。思えば最後に、自分の顔を見たのはいつだっただろう。僕の心の目に映る自分の顔は、あの頃のままだ。女房も子供たちも親兄弟、友人たちの顔もあの頃のままでいる。さぁ、今日もスマイル、スマイルと、日記に書いておこう・・・
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ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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