駅ホームから転落

まだ、この目にわずかに視力があった頃の話だ。その日は、夕刻から隣町の居酒屋で所属していたランニング(伴走)サークルの親睦会があり電車で出かけた。宴席は、走友たちとの歓談と旨い料理に舌包みを打ちたいそう盛り上がった。僕はその場の雰囲気に流されて、お酒をいつもより飲んでいたように思う。そんな宴席の帰り道、ほろ酔い加減の僕は、一人、電車に乗ろうと駅ホームの点字ブロックを白杖で辿っていた。いつも自分が乗車するドア位置に向かっていた。夜の田舎駅、人影は感じなかった。階段付近の狭い通路に差し掛かったところまでは覚えていた。気がついたときは、僕は線路の上に転がっていて、何人かの駅員さんに救助されているところだった。そんなとき、もの凄い走行音と一緒に反対側のホームに電車が滑り込んできた。もしそちら側のホームに落ちていたら僕は、この世には、いないだろう。
その後、僕は腰と左膝の痛みに耐えながら自力で帰宅した。ところが明け方腰の激痛に耐えられなくなり救急車を呼んだ。搬送先の病院の診察で、腰の王突起が四本折れていることと、左膝の皿に亀裂が
あることがわかり、そのまま入院することになった。あれからもう十年近く経った今でもそのときの怪我の後遺症に鳴かされている。
今が充実しているかと言えば、そうでもない。後遺症からのひどい腰痛と膝の具合は、ちょっとオーバーワークをすると激痛になる。思うようなランニングができないのが本当に悔しい!?でも命があって、家族といれることが何より感謝している。後遺症とは長い付き合いになりそうだけれど、だましだまし仕事もランニングも続けていきます。『酒は飲んでも飲まれるな』、そんな言葉が骨身にしみる失敗談である。皆様もお酒と駅ホームにはご用心
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ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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