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タンデム自転車との出会い

話は四 五年前のことだ。失明したばかりで、精神的にも肉体的にもズタボロだった。また、「負けてた○か」と苦境に打ち勝つ努力もしていた、そんな頃の出会いであった。その頃の僕はといえば仕事やランニングのことより、これから盲目として生きていくために、点字を習ったり白杖を使った歩行訓練などに七転八倒してた。そんなある日のことだ。同世代の友人から、「二人乗りの自転車に乗ってみないか」と誘われた。最初はどうせ観光地にあるようなアベック自転車かなんかだろうと思ったけど、「たまには、体を動かしてみるか」と友人の元へ出向いてみた。自転車は僕の想像していたものと違い、ドロップハンドルのロードレーサータイプの本格的な二人乗り自転車だった。おっかなびっくり後部席に座りペダルをこいでみた。前席の友人のこぐ力と僕のこぐ力が合わさると自転車はぐんぐん加速していった。体全身に受ける季節の風。ペダルから伝わる自転車の動揺。飛ぶような景色が目の前に展開してくる。この目には映らないけど、そんな妄想で頭の中が一杯になった。伴走者と走る感覚とは、また違うこの感覚はなんだろう。僕は、ほとんど有頂天だった。幼少期に初めて自転車をこいだときの感動。通学自転車の風景。彼女と二人乗り下放課後。そんなことが一度に思い出されたのである。そして目が見えなくてもできることが、まだまだあったことに胸が高鳴るのであった。僕は、この日。二人乗り自転車をタンデムということを初めて知った。そんなことを教えてくれた友人に深く感謝し、後にタンデムの世界に深くのめり込むことになるのであった。生きる張り合い、玄関をでる勇気を持つこと、それから始まる喜びや感動が沢山ある。
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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