もれちゃうよ

某所の多目的トイレ、使用中でなかなか空かない。もう5分近く足踏みをして待っている。トイレの中から数名の若い女性が笑う声と楽しそうな会話が聞こえてる。
着替えでもしているのかな?お化粧が長引いているのだろう、「若い個は無邪気でいいな」、そんなことを考えて足踏みの速度を上げる。通常のトイレに行けよ、それもそうだが、そこの施設は構造上わかりにくいところにあるので、僕はいつもこの多目的トイレを使ってる。
脂汗が出てきた、国立競技場のホームストレートを駆け抜ける勢いで足踏みをしてみる。ダメだそんなに激しく動いたら返って尿意が倍増する。
「ワンアウト、ツーアウト、管直人!」、なんてギャグをかましながら少年の集団が通る。バカ、笑わせるなもれちゃうだろ、股間を押さえる僕。
ガラガラ!天国の扉が開く音だ。やっとドアが開いて中から女の子が三、四人くらいでてきた。
一人の個がいう、「中の配置、わかりますか?ご案内しますよ」。
「大丈夫です」と僕。
女の子、「これから私たちライブを観に行くので云々」
あぁもう余計なこと言わんでもいいから早く行ってみたいな感じでドアを締めたと同時に、履いているジャージを下げながら便器に突!
何とか間に合った!
個室に残った、香水と化粧の甘い匂いを感じながらの放尿は何とも表現しがたい気分であった。
ガラガラ、「あっ失礼、使っていたんですね」、男性が僕の方をのぞき込んで言った。
多目的トイレではドアの鍵の掛け忘れにご用心。
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ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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