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足ツボマッサージ

ディーゼルの列車が一時間に一本しか来ない田舎の駅ホーム、その日の僕は伴走者と起伏に富んだ峠をのんびり走るランニング練習会に参加した帰りだった。仲間達とさよならした僕は、一人でホームのベンチに座ってぼ~っとしていた。人の往来もなければ、構内アナウンスもない、周囲からは野鳥の鳴き声くらいしか聞こえてこない、そんなのどかなところだ。
僕は鉛のように重くなった足のけだるさを何とかしようと履いていたシューズと靴下を脱いで、素足になって足裏を地べたにつけて、コンクリートのひんやりとした感触を感じながら、ふくらはぎをモミモミしてみたりした。
僕は思った、点字ブロックのあのイボイボを踏んでみたら、足裏のツボが刺激されてもっと気持ちいいんじゃないかなと。白杖の先を前方に伸ばしてみたらホームの端に点字ブロックがあった。
僕は、音声腕時計で時間を確認した。列車の到着時間までまだ40分はある。僕は、素足のままで点字ブロックのところまで歩いていき、点字ブロックの上で足踏みをしてみた。
何という心地よさ。1、2、1、2と足踏みを続けていると誰かが僕の方に向かって駆け寄ってくるではないか。
「お客さん!速まったらいけんばい!命を粗末にするようなことしたらいかんばい!」、そう言って駅員さんに抱きすくめられてベンチのとこまで戻された。
どうやら靴をそろえて素足でホームの端でモジモジしていた僕は、自殺志願者と勘違いされたらしい。
その後、僕が駅員さんに厳重注意を受けたことは言うまでもないが皆さんには絶対にまねしないでほしい。
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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