タッ君と盲導犬

姉の家で、姉家族と同居しているお袋の肩揉みをしているところに、姪っ子が5歳になったばかりの男の子を連れて遊びに来た。
可愛い孫とひ孫の来訪にお袋の様子も部屋の空気も一気に明るくなる。横になって僕に肩揉みしてもらっているお袋に、どかどかと部屋に上がってきたひ孫のタッ君が飛びついてくる。
「これママに買ってもらったんだよぉ」、おもちゃを嬉しそうにみんなに見せびらかすタッ君。「こらぁ!ご挨拶が先でしょう」、姪っ子が言う。
「バーバー、叔父ちゃん、こんにちは」と、ちゃんとご挨拶してくれるタッ君、可愛いものだ。
リビングのテーブルを囲んで大人たちは、お茶。タッ君はと言えば姉のところで飼われているチワワと遊んでいる。
大人たちはと言えば、そんな無邪気なタッ君を見守りながら雑談をする、何とも幸せな瞬間だ。
「グッド、ストレート、ドア」、タッ君がチワワに何やら命令している。
姉が「何のお遊びしているの」と尋ねると、
「この犬を叔父ちゃんの盲導犬に育てるの」と、タッ君が真顔出言う。
無理無理、絶対無理と笑う大人たちに、「盲導犬にするの」と、言い張るタッ君。
大人たちは苦笑しながら涙腺が崩壊してしまった。
僕は、タッ君に向かって、ありがとう、いい子だねと言って、目頭を押さえた。
タッ君は、テレビで盲導犬がホークで刺されたニュースを見てから急にそんなことを言い出したんだと。
それにしても盲導犬に命令を伝えるときの言葉は英語つてこと、どこで覚えたのかな。
すごいなタッ君。
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ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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