町は今日も冷たく、温かい

盲導犬の大人しいところにつけこんで顔に落書きされたりホークで刺される事件があったそうだ。こういうことがある度に思うことがある。勿論やった奴が一番悪いわけだが、犯行を見ていた人が必ずいただろうにという疑問だ。
見て見ぬふり、これも同罪ではないかと思ってしまう。
しかし、注意をされたことに逆上した奴に刺し殺される世の中だ、関わりたくない気持ちもわからなくはない、世知辛い世の中だ。
僕ら目の不自由な人間も白杖を突いて歩いていると色んな場面に出くわすものだ。いつだったかこんな出来事があった。
飲み物を買おうとした僕は、自販機の前で、うっかり小銭をばらまいてしまい、地べたに手のひらを這わせて落とした小銭を拾い集めていたんです。
すると、近くにいた若者グループが、そんな僕を見て、コソコソ、クスクスとあきらかに僕を馬鹿にしてた。見ろよ目○らだぜとか会話も聞こえてきた。
僕は、その場から逃げ出したい気持ちを抑えて手探りで落とした小銭を探すことを続けた。
そんなところに、「若い人、あんな人たちばかりじゃないから・・・ごめんなさい」、そう涙声で言って、落とした小銭を拾い集めて僕に手渡してくれた若い女性がいた。
その女性も勇気がいったことだろうに、これも忘れられない出来事のひとつだ。
町は今日も冷たく、そして温かである。
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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