任侠道あふれる駐車場

この日は愛娘が運転する軽自動車に同情して、二人で隣町のイオンへ買い物に出かけた。
この日は連休とあって広い駐車場は満車状態だった。
愛娘が、「止めると来ないよぉ」と口をとがらせていった。
駐車スペースを探して広い駐車場の中を何度か回ってみた。
「また出直そうか」なんて話していると車の窓の外からいかつい男の声が聞こえた。
「お姉ちゃん、ここへ止めなさいな」、男がいってる。
何故か愛娘はモジモジしてる。
親切に譲ってくれているのにどうしたんだろうと僕は思った。
いかにも高級車という感じのクラクションが鳴ると愛娘はぺこりと会釈を返したようだ。
直後に「怖かった」と愛娘が大きな息を吐いていった。
愛娘が続けていった、「身障者スペースだよ、止めてもいいよね」。
愛娘はそのスペースに車を入れた。
僕が親切に譲ってくれた人がどんな人だったのか愛娘に尋ねた。
「ベンツに乗った怖い叔父様だった」と愛娘は苦笑した。
僕は親切なヤ○ザさんに違いないと革新した。
堂々と身障者スペースにベンツを止めて、堂々と去っていった黒塗りのベンツと、
ちょっとおどおどしながらそこへ車を入れた僕たち親子。
サングラスを掛けた僕も白杖を小脇に抱えて堂々と車外へ出てみた。
最近の出来事である。
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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