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無人駅とカール叔父さん その1

ちょいと古いお話しです。前の職場に通勤していた頃のほのぼのとしたいいお話。
その頃、僕はディーゼルカーが走るローカル線に乗って通勤してたんだ。職場のある無人駅はいつもひっそりとしてた。
木造の小さな駅舎には、細い鉄枠の改札口がひとつあって、下車する時に切符を入れる箱がその脇に置いてあった。
ホームの幅は3メートルあるかないかで凹凸のすり減った名ばかりの点字ブロックがレトロ感を醸し出してた。
一時間に一本程度しかない電車をホーム脇の木製のベンチに腰掛けて待ったものだ。
その頃の僕は、精神的に弱ってた時期で、そのベンチに腰掛けてよく物思いに耽ったものだ。
景色の見えない僕の聴覚や臭覚に田舎のほのぼのとした情景が飛び込んでくる。
耳をすまさねども野鳥のさえずりが聞こえてた。農作業のテーラーの機械音なんかも聞こえてた。
風に乗って堆肥の匂いがしてきたり、天気のいい日などは頭の上に降り注ぐ日差しが心地よかった。
僕はそんな情景を感じながら電車を待つ時間が好きだった。
初めてその駅に降りた日のことだ。僕は、ディーゼルカーのステップを降りて固まってしまった。
次回へ続く
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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