難儀な白杖

僕は普段、折りたためない直状の白杖を使っているんですけど、歩行には路面の状況が繊細に伝わるし、何より折りたためる白杖と比べて丈夫なんです。だけど機能的には難儀することしばしばなんです。
例えば電車で座った時などは杖を脚の間に立てて持っていなければならないんです。近いところはいいですよ。遠くに出かけたときなどは、2時間近くも立てた杖を握ったまま耐えなければならないんです。居眠りなんかできないですよ。杖をうっかり倒したら大変ですし。

それから会合や集まりに行ったときなどは建物の玄関先に立てておくことになります。飲食店のお座敷に上がるときやボックス席なんかも大変ですよ。いちいち杖を立てかけておける場所を探さなければなりません。
それと野外での集まりなんかも大変なんですよ。立て掛けておける場所を確保するのも大変ですし、レジャーシートに寝かせておけば誰かに踏まれてしまうし困り物です。
しかし使い勝手は最高です。まず丈夫だし突いたときのぐらつきもないし、地面を自分の指でなぞるようにその感覚が伝わってきます。それは直杖を使っている、使ったことのある人でなければわからない感覚です。
つい最近、こんなことがありました。長旅に出かけるのでスペアの折りたためる白杖を久しぶりに使ったんですけど、いつも使っている直杖と微妙に長さも違うし地面の感触の伝わり方も微妙に違って、歩き慣れた自宅から駅までの道で迷ってしまいました。危うく電車に乗り遅れるところでしたぁ。
旅先ではそれはもう折り畳める白杖は機能的で快適でしたよ。新幹線でもお座敷でも小さく折りたたんで鞄の中です。そして、今日からまた僕の体の一部になっているいつもの直杖を使っている。
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プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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