白杖と傘と、そして雨の日

またまた雨だ。
雨の日の白杖使いの外出は何かと苦労が多い。
傘と杖で両手がふさがるからだ。
手提げ袋を持つのは煩わしい。
鞄はバックバッグに限る。
駅の改札でポケットからSuicaを取り出すのも一苦労する。
電車で手すりやつり革に捕まるときは杖と傘を片手に束ねて持つことになる。

けっこうしんどい。
強い雨の時は傘に当たる雨音で周囲の音が聞こえにくい。
そんなことの対策で僕は傘を持たずに雨合羽を着用することが多くなった。
片手が空いていると本当に楽である。
いっそのこと杖を持たずに両手を振って歩けたらどんなに気分がいいだろうと思うことがある。
そんな願いを叶えてくれるのが視覚障害者マラソンの伴走者である。
当然のことだが伴走者と走るときには杖を持たない。
そんなことだけでも開放感を感じることができる。
伴走者とつながるロープを片手に持ってはいるけれど思い切り両手を振れるのは実に気持ちがいい。
お天気の休日が待ち遠しいな。
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たんこぶができた

僕の中の交差点戦争はまだ続いているんです。
一年前に始まった公共工事が長引いているんです。
片側一車線の五叉路の交差点、音響信号はまだ設置されていません。
以前にもお話ししましたがそこをとおらないと職場へは行けないんです。
回り道は不可能です。
工事を請け負う関係者の間で白杖の爺のことは有名になりました。
コーンがいくつも散乱する足元。
重機が鳴り響きます。
ガードマンがいるときには僕の手引きをしてくれるようになりました。
以前に出会った若いガードマン君とは会わなくなりました。
先日ついにガードマンがいない夕暮れの帰宅時にコーンにつまづきました。
バランスを崩して歩道の植え込みに倒れ込んだんです。
その反動でおでこに大きなたんこぶができました(笑)
工事はさらに来年の三月まで延長になったそうです。
取りあえずの近況報告でした。
暗くなるのが早くなってきました。
皆様も気をつけてくださいねー。

美スタイルマラソンに参加しました

9日、美スタイルマラソン(高崎市)を走ってきました。
種目は町なかの幹線道路を周回する10kmです。
この大会は子宮頸がん・予防啓発をテーマに開催されています。
去年に引き続き二度目の参加となりました。
絆を任せたガイドのKさんと「オカメとヒョットコ」のお面を頭に乗せてスタートの整列に並びました。
見上げる空からは朝晴れの日差しが照りつけています。
爽やかな風の中にブラスバンドの演奏や沿道のざわつきが混じり合っています。
号俸を合図に少しの緊張と焦る気持ちを抑えてスタートしました。
混雑がばらけるまでは絆を短くし、ゆっくり流れに任せて走ります。
女性ランナーの香水のいい匂いがするなとか
若い女性の出走が多いぞと、
そんなことを妄想していると混雑がばらけてきました。
絆をちょいと長くして腕の振りをKさんと合わせて加速します。
普段は絶対に走れない高崎駅近くの幹線道路をどや顔で走ります。
対向車線には車の往来があります。
2.5kmを4周回するコースは直線が長くリズムに乗りやすかったです。
曲がり角は左折オンリーです。
フラダンスやブラバンは周回するたびに同じ場所に声援があります。
なので目の見えない僕には音のキロ表示になり励みになりました。
スタートからキロ五分半のペースを保ちゴールするのが目標です。
3周回目に着地の位置がずれていることをKさんに指摘され、それをちょいと意識すると
重くなった脚がスムーズに出るようになりました。
ランモードから参加していた仲間とエールの交換をしました。
沿道からも声援をもらいました。
そんなことが励みになりました。
最後は余力を残したスパートで気持ちよくフィニッシュできました。
こじんまりしている大海ですがコースも交通アクセスもよく
僕的にはロープランナーにはお薦めの大会のひとつです。
ガイドのKさん、秀逸なロープワーク有難う御座いました。
そして練習会やコソ練で走らせてくれたすべてのガイドランナーあってこその
快走でした。
この場をお借りしてお礼と報告を伝えるものであります。

視覚障害者マラソンにありがちなあるある

さくっと視覚障害者マラソンにありがちなあるある。
・伴走ロープを忘れてジャージのズボンの紐を引き抜いてロープにする。帰路にズボンがずり下がり困惑。
・ラブラブな二人、伴走ロープを忘れたけど大丈夫。手をつないで走る。
・一人で走る弱視ランナー、コースに迷いそうになって困惑。
・気の合った二人、おしゃべりに夢中になりすぎて目の見えないことも伴奏をしていることも忘れる。
・沿道の人から二人繋がって中がいいねと笑われる。
・子供から、あっ!ホモだぁと笑われた。
・伴走者にナンバーカードをつけないと走れませんよと走行を阻止するボランティアの人がたまにいる。
・伴走者が走路の混雑を伝えているのにがむしゃらに暴走したがるランナーがいる。お前は暴れ馬か?
・目が見えなくてもウェアはお洒落に着こなしたい。
・せっかくのウェアもビブスで隠れてしまいしくしく。
・伴走者さーん、段差は上り段差か下り段差か伝えてくださーい。
・ランナーさーん、何か手を貸すたびにそんなに、ありがとうを言わなくてもいいよ。
・給水エイドの紙コップの水は二人で分け合って飲む。私たちエコランナーとどや顔。
・ゴール後のシートで着替えをするランナー。感謝の思いを口にしたけど相方の返事がなくて困惑。
・おかしいなと思ったら伴走者が席を外していなかった。
・公園の木々に人生を語るランナーであった。
次回へ続く。

伴走者あるあるはタブーなのか?

前から考えている「あるある」があるんです。
でも誤解が怖くてできないでいる。
視覚障害者マラソンの伴走者あるあるとか、その逆のB組さんあるあるなんてのはどうだろう。
僕はこう見えても元伴走者でもあるんです。
弱視だった頃にハーフマラソンや10kmの大会伴走をした経歴もある。
ランモードを立ち上げた当時は健常者がいなかったから仲間達の伴走をよくしたものです。
これは僕の自慢話ではなくて当時のランモードを語るに事実な苦労話と思ってほしい。
この世界に25年もいると本当に色んな経験をしてきた。
そんな経験から僕はブログや集いなどで様々な発言をしてきた。
しかし、出るくぎは打たれるというが周囲の反応は冷ややかなものだ。
それは僕が障害者だからという理由がある。
ある陰口が耳に入った。
伴走をしてもらう立場であいつは生意気だとか、偉そうに、感謝がない。
それはもう酷いものだった。
でも僕がいう「ああしてほしい、こんなときはこうしてほしい」は、視覚障害者の希望でもあるし願いなんです。
本音の意見をわがままに思われることが僕は一番悲しいです。
伴走者のことはどうでもいいのか?そんな意見もよく耳にする。
そんなことはない。多くの視覚障害者ランナーは伴走者に感謝しているし、気を使いすぎるくらい気を使っていますよ。
どんなことに?となるとこの辺から誤解が生じるのでここでは発言は控えておく。
伴走は人と人がすることなので相手の立場に立つことが大切だと僕はそう思う。
それは一見難しそうだが簡単なことだ。
これは僕の経験からの意見だけれど、健常者、障害者どっちが優位だとか、どっちを尊重すべきだとか、
伴走をやってあげているんだとか、感謝を求める思いがあっては長続きしないでしょう。
また、お互いによい関係が築けないと思う。
もっと簡単にいうとお互いに今、この瞬間を楽しむ思いがあれば大丈夫。
いつかディープな「伴走者あるある」を書いてみたい。
あくまで参考意見であって、パロディーと笑ってくれる覚悟をお願いしますよ。(笑)
プロフィール

ちゃれんじぃ

Author:ちゃれんじぃ
毎日が色んなことへの挑戦だ!白杖への誤解や理解、日々のささいな出来事や感じていることを視覚障害者の視点からつぶやいています。アラヒフ世代・津軽三味線初心者・ジョギング・野球観賞・70年代フォーク&ロック・古きよき昭和をこよなく愛する全盲の伯父さんです。。

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